給食・離乳食について
給食について
給食の目標
乳幼児期は体の基礎をつくる大事な時期です。また食べることは生きることにつながり、「食」を通じて楽しさや喜びを感じられ、好奇心や意欲を育てます。子どもの発達に沿った食事形態を提供することにより、子どもたちが生きていくための基礎作りをしていきたいと思っています。
給食の方針
- 献立
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- 保育園では1日に必要な栄養摂取量の45%(1~2歳児は50%)を昼食とおやつで補えるように献立を作成しています。
- 子どもの咀嚼嚥下機能や消化機能の発達に合わせ、離乳食・1歳児食・2歳児食・3~5歳児食の4種類に分けて作成しています。
- 白飯を主食とした和食中心の献立にしています。
- 1日の献立の中で野菜を7種類以上用いるように努めています。
- 旬の食材を取り入れ、季節感を感じるものを取り入れています。
- おやつは栄養面の観点から、お菓子類ではなく、主食を中心とした軽食にしています。(3~5歳児)
- 調理面
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- 子どもは大人よりも味を強く感じるため、薄味を心掛けています。
- 可能な限り、国産のものを使用し、安全なものを提供しています。
- 無用な添加物は使用せず、カレーのルウやドレッシングなどはすべて手作りしています。
- 練り製品(はんぺん・竹輪・かまぼこなど)、ハム・ソーセージ等は保存料・着色料などが多く含まれているため、極力使用していません。
- 出来るだけ多くの野菜が食べられるように調理法を工夫しています。
★新入園児のお子様につきましては、保育園での新しい環境に慣れていないことを考慮し、無理の無いように、ゆっくりと進めていきます。
園からのおねがい
- 朝食について
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朝食は元気に1日を過ごすための重要なエネルギー源です。朝食をとると脳は活発になります。また、体も活動できる準備が整います。逆に朝食抜きだと、たとえ目が覚めていても、体は鈍く脳はぼんやりした状態が続いてるものです。「頭スッキリ、体ゲンキ」で一日をスタートするために、早寝・早起きを心掛けて、毎朝、朝ごはんをしっかりたべましょう。
- 食物アレルギーが疑われる場合について
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食物アレルギーが疑われる場合は、自己判断で除去せずに、医療機関へ受診していただき、血液抗体検査等のアレルギー反応検査を行い、その後診断書を園に提出して下さい。
※診断書の提出がない場合、食品の除去を行う事が出来ません。ご理解・ご協力をお願いします。
おわりに
- 玄関入り口の掲示板に、毎日の給食(3~5歳児食)のサンプル写真を掲示します。また、給食だよりも発行していきたいと思っています。参考までにご覧ください。
- 食事についてご相談・ご質問等があれば、保育士・栄養士までお気軽に声をおかけください。
- 子どもたちの笑顔のために、安全でおいしい給食を提供していきたいと思っています。
離乳食について
離乳食の目標
離乳食は、赤ちゃんが生まれて初めて母乳やミルク以外のものに出会い、味・色・形・匂い・舌触り・手触りを感じながら、食べる意欲や心、からだを育てていく始まりです。また離乳食は、ただ単に栄養を補うための目的だけではなく、子どもの「食べたい」という意欲を育てながら、食べ物を上手に咀嚼できるようになるための練習期間だと考えています。食事の介助をする大人との信頼関係をつくり、落ち着いた雰囲気の中で、安心できる大人と、あせらずゆったりとした気持ちで進めていきたいと考えています。
離乳食の方針
- 個々の発達段階に合わせ、初期・中期・後期・完了移行期の4段階に分けて献立を作成し、食べ具合等、様子を見ながら進めて行きます。
- アレルギーを誘発しやすい卵・乳製品・肉類・魚類については、まずご家庭で試していただき、一週間経過しても異常がないことを確認してから、保育園で与え始めます。
- 赤ちゃんは、微生物や細菌に対する抵抗力が弱いため、どんなものでも充分に加熱してから与えています。
- 赤ちゃんは消化機能、咀嚼機能が未発達なため、アクの少ない野菜、白身魚、豆腐、油脂分の少ない食品を中心に使用し、調理法は、「煮る・茄でる」を基本としています。
- 中期食までは調味料は使用していません。後期食以降もごく薄味を心がけ、食品の持つ本来の味を大切にしています。
- 食材は毎日、新鮮なものを選び、可能な限り国産のものを使用しています。
- 後期食を過ぎた頃から、スティック状に煮た野菜を用意し、手づかみで食べる意欲を大切にしています。
- ひき肉や野菜のみじん切りなど、口の中でかたまりにしづらいものは、肉団子にしたり、 とろみをつけてあんかけにするなど、調理法を工夫しています。
- 食べやすく落ち着いた環境をつくり、椅子やテーブルの高さに配慮しています。
果汁について
生後3ヵ月頃から果汁を与えるようにと育児書に書かれていることがありますが、保育園では、果物の農薬の問題やアレルギーの問題などを考慮して、早くから果汁を与える必要がないと考えています。
衛生・安全性を確保するために
- 食材はなるべく地場、国産を仕入れる。
- 乾物・調味料以外の食材は、当日納品し、使い切る。(じゃがいも・玉葱・さつまいもを除く)
- 調理段階で肉・魚・卵の取扱いに特に注意する。(中心温度の確認)
- 食器・器具は手洗いをしてから、洗浄機でよく濯いでから熱風庫で保管する。
- 調理後2時間以内に喫食する。(配膳時間よりも早く作りすぎないこと)
- 手洗い等の衛生管理指導をする。
乳児食(1歳児・2歳児食)について
食物アレルギーとの関連性や、咀嚼・嚥下機能、消化機能等がまだまだ未発達であるため、特に1歳児食は離乳食の完了期の延長と捉え、幼児食とは全く異なったものと考える。
また、2歳半ごろまでは消化機能の発達が未熟であるため、2歳児食は1歳児食の延長とする。
乳児食で特に注意する食品・調理形態
果汁 | 乳児期から甘い味に慣れさせないため、与えない。 |
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生野菜・生の果物 | O-157の事件以降、食中毒を防ぐため、生野菜は与えない。また、消化吸収が未発達のためと、近年、果物等によるアレルギーが増えていることから、生の果物は与えない。 ※生野菜は乳幼児に関わらず、加熱殺菌し、温野菜として与える。 |
青魚・甲殻類 | アレルギー反応を誘発させる可能性があるため、白身魚を中心とする。 ※青魚はダイオキシンや有機水銀等による汚染がひどく、特に脂身に多く含まれている。 |
卵・乳製品・肉類 | 食物アレルギーの原因となる食品の中で特に発症例が多いため、満1歳を過ぎてから家庭で始めてもらい、一週間続けて異常がないことを確認してから園で始める。(家庭での与え始め方に注意してもらう) |
生のマヨネーズ | 生の卵を使用しているため、与えない。 ※年度後半より徐々に幼児食移行の為、加熱したものから提供していきます。 |
揚げ物 | 消化吸収能力が未発達のため、与えない。(油揚げを含む) ※年度後半より徐々に幼児食移行の為、提供していきます。 |
こんにゃく類 | 乳児は咀嚼嚥下機能が未発達のため、与えない。 |
ハチミツ | 乳児ボツリヌス症との観点から、使用しない。 |
海草類 | のどにつかえる可能性があるため、極力使用しない。使用する場合は、とろけるぐらい煮る。 |
母乳(ミルク)期から離乳完了移行期までの食事計画
母乳(ミルク)期から離乳完了移行期までの食事計画に関しては、こちらから資料をダウンロードしてください。
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